【自然由来】ヘナ染めで白髪が染まる原理と仕上がりの特徴

植物由来の染毛料で、髪と頭皮にやさしく白髪を染められるヘナ染め。一般的なジアミンを配合した白髪染めは、髪と頭皮にダメージを与えてしまうため、ヘナ染めはそんな白髪染めの代替品としても近年注目されています。この記事では、なぜヘナで白髪が染まるのか、その原理や仕上がりの特徴を詳しく解説します。

 

ヘナ染めはどんな染料?


ヘナ染めは植物由来の染毛料で、ヘナを中心に様々なハーブを配合して、白髪を美しく染め上げます。白髪染めだけでなく、有効成分ローソニアによる高いトリートメント効果を実感いただける優れもの。白髪を染めながら、健やかで美しい髪と頭皮環境に導きます。

一般的な白髪染めに配合されている、酸化染料のジアミンにアレルギー反応を起こしたことがある方でも、安心してご使用いただけます。

 

ヘナ染めで白髪が染まる原理


自然由来の染毛料で、頭皮と髪に優しく施術ができるヘナ染め。以下では、どのような原理で白髪を染めているのかを解説します。

 

一般的な白髪染めの特徴


ヘナの染まり方について理解するために、まずは一般的な白髪染めの仕組みについて解説します。

一般的な白髪染めは、アルカリ剤でキューティクルを開き、そこから染料や酸化剤を毛髪内部に入れることで白髪を染めます。脱色と発色を同時に行い、化学反応で髪内部の色素を変化させるため、カラーコントロールが容易で色持ちがよいという特徴があります。髪色を暗くすることも、明るくすることも可能なため、理想の色に近づけやすいです。

 

ヘナは有効成分ローソニアが白髪を染める


それでは、一般的な白髪染めと比較して、ヘナ染めはどのように白髪を染めているのでしょうか?

ヘナ染めでは、ヘナの葉を粉状にしたものをお湯で溶いたペーストを髪に塗ります。塗布した後、しばらく時間を置くことで、ヘナに含まれる有効成分ローソニアが髪の主成分ケラチンと結合し、発色します。これがいわゆる“ヘナ染め”です。

ヘナに含まれている有効成分ローソニアには、赤褐色の色素を持っています。そのため、ヘナの葉だけで染めると、白髪には「オレンジ~赤褐色」に発色し、黒髪には透明感のある赤みが加わるのが特徴です。

 

髪を傷つけずに表面をコーティング


化学染料は髪のキューティクルを開いて内部に色素を入れますが、ヘナはキューティクルの隙間からゆっくり浸透して発色します。そのため髪へのダメージは少なく染めることが可能です。

むしろ、髪表面に色素の膜ができることで、髪のハリ・コシ・ツヤが増す効果も期待でき、まるでトリートメント後のような手触りを体感できます。

 

気になるヘナ染めの仕上がりは?


髪を傷つけずに白髪を染められるヘナ染め。しかし、ヘナ染めの仕上がりは一般的な白髪染めとは異なります。以下では、ヘナ染めの仕上がりの特徴を解説します。

 

白髪は特に鮮やかに染まる


白髪はメラニン色素を失った髪。いわば色のない「無地のキャンバス」のような状態なので、ハーブの色素がはっきりと乗ります。そのため、ヘナのみで染めると「オレンジ~赤褐色」のメッシュがあるような仕上がりになります。白髪を地毛に馴染ませるように染めたい場合は、青い色素を持つインディゴが配合されたヘナ染めを選びましょう。

 

ヘナで髪を明るくすることはできない


ヘナ染めはナチュラルな染毛料で、髪に色素をコーティングするように染め上げます。髪の脱色作用がないため、、黒髪や暗い髪に塗っても、地毛の色の上から透けて見えるだけで、明るい発色にはなりません。いわばカラーセロファンを髪に纏っているような状態のため、強い光の下でほんのり赤みやツヤが見える程度です。

ヘナは「髪を明るくする」ではなく、「髪に色素を重ねる」染め方だと言えます。元の髪色を生かしながら、自分らしいヘアスタイルを楽しむことができる染毛料です。

 

厳選したハーブをブレンドしたヘナ染め「木木と」


「木木と」のヘナ染めは、ヘナやインディゴ、クマノギクなどのハーブを贅沢に配合し、頭皮と髪にマイルドにアプローチする、新感覚のヘナ染めです。

ハーブ原料の配合比率にもこだわり、一般的なヘナ染めで気になる赤みをテクノロジーの力で解決。セルフケアで悩みやすい髪の色ムラも、ハーブの発色時間を独自に研究することで、自宅でも簡単に均一な仕上がりを叶えられます。

 

短時間で圧倒的な発色を叶える


「木木と」の一番の特徴は、配合ハーブの発色の早さです。

ハーブは気候や収穫時期によって品質に差が生じます。「木木と」は各ハーブの特性を研究し、テクノロジーを駆使することで、発色までの時間を短縮。安定した染色、艶やかな髪を叶えます。

 

豊富なカラー展開


「木木と」のヘナ染めは全部で7色で、ヘナ染めでは珍しい豊富なカラー展開を実現しました。ヘナ特有の赤みが苦手な方は、「黒茶」や「焦茶」がおすすめ。日本人の地毛に馴染むカラーで、白髪が目立たないナチュラルな風合いに仕上がります。

 

うるおいと発色をサポートするアイテムも


「木木と」のハーブ効果を最大限引き出すために、付属アイテム「HTウォーター」をペーストに混ぜることで、ハーブの発色をサポート。髪に十分にうるおいを与え、ダメージから髪を守ります。

 

「木木と」のヘナ染めで私色を叶えよう


この記事では、ヘナ染めで白髪が染まる原理とその仕上がりの特徴について、詳しく解説しました。ヘナ染めは、化学染料のように髪を傷めることなく、自然な発色とトリートメント効果を同時に得られるのが大きな魅力です。

「白髪染めによるダメージが気になる」「ナチュラル志向のカラーをしたい」という方には、ヘナ染めは最適な選択肢。ヘナ染めで健やかな頭皮と髪を守りながら、白髪を美しく整えてみませんか?